Bunny＆Bear Kennelの
ブリード犬（親犬）達は
早い子で３歳、
遅い子で６歳までの間
個々の体調に合わせて
数回出産します。
何度か出産する中で、
犬舎の将来を担うことが出来る
良き気質や骨格を引き継いだ子を
跡継ぎとして犬舎に残した後に、
ブリードラインから引退し、
新しい家庭で第二の犬生を
過ごします。
現在、日本のブリーダー宅で
育つ犬達の多くは、
産まれてから引退までの期間を
犬舎施設内で過ごすのが普通で、
犬舎の外の世界を
殆ど知らずに過ごします。
うちの子供達の場合も、
毎日ドッグランで遊んだり、
タンポポが咲き乱れる
近所の畑道をみんなで
元気にお散歩したり、
お散歩途中にたぬきやウサギが通る
林の獣道の匂いを嗅いだり
週３回程度、訓練の学校に
通ったりさせて、
できる限り楽しく
過ごさせていますが
やはり一般家庭の仔のようには
いきません。
例えば多くの車が往来する
横断歩道や信号機、
道路に突如現れる
マンホールやグレーチング、
線路や電車、
自分が映る大きなショーウインドウ、
横を通るバイクや車。
これらは犬舎のドッグランに
ない物ばかりです。
人間社会で通常生活を送る為に
必要な経験を積むためのそれらの物達は、
犬舎のラン中に
作ってあげれないものばかり。。。
自然豊かで良い環境！
ではあるのですが、
子供達の将来のこと。
ブリードを引退した後、
新しいホームに巣立っていく子供達の
新しい環境での生活や、
子供たちが抱えるであろう
不安を想像すると
私たちは心配で
たまらなくなります。
新しい家族の元で、
見た事もない大きな車や建物、
犬舎で経験させてあげられなかった
それらの「壁」を
温室育ちの子供達が
それぞれ立ち向かい、
乗り越え、克服するまでに
約１年から２年の歳月を
要する事が予測されます。
フォスター制度を取り入れることで、
その不安に満ちた歳月は
無駄な時間となります。
Bunny＆Bearの父犬母犬達は、
交配、出産など、
どうしても犬舎で過ごす必要が
ある場合を除く期間は
「フォスターさん」と呼ばれる
ご家庭にお泊りしに行くことができます。
※法律上はレンタルペットという括りになります。
フォスターさんの希望
（生活スタイルや、個々の予定、
家族やおうちの規模と運動量）
を考慮しながら
犬舎で社会化（バカンス）が必要と
判断した親犬、
または親犬候補のパピーちゃんとを
犬舎がマッチングし
最短半日～最長３か月程度の期間、
フォスターさんのお宅に
ホームステイさせて頂くのが
フォスター制度です。
そのような期間を設けることで、
ブリードを引退した後、
または犬舎が災害などに遭うなどの緊急時
親犬達が犬舎外で
過ごさなければならぬ日が来ても、
スムーズに家庭犬としての
行動を取れるように
トレーニングすることが出来るのです。
犬の一生は平均で１０年から１５年。
フォスター制度を設けていない
ブリーダーの飼育する犬達は
犬生の中の、大切な大切な２年間を、
怖い、寂しい、辛い、不安。
そんなマイナスの感情を持って
過ごさねばならないのです。
子供達にとって、それは決して
「素敵な毎日」ではないのです。
私の犬舎のブリード犬達に、
私は約束してあげたいのです。
犬としてこの世に誕生し、
天国に召される日まで、
犬として産まれてきた事を
全身全霊で楽しみ、思う存分遊び、
笑い、愉快に、
そして力いっぱい犬としての人生を
謳歌できる犬生を約束し、約束したことは
必ず実行に移してあげたいですし、
約束した通りに過ごさせてやりたいのです。
一般家庭のほとんどの犬達は、
子を持つことができません。
子を育てる喜び、
群れの一員として認められる誇り、
同じ犬同士からの信頼、
長く親元に残り育まれていく
本当の親子の絆。
ブリード犬であるが故の特権とも言える、
誇りや自信、喜びを
子供達は既に持つ事ができます。
そんな貴重な経験が出来ることは、
本当に素晴らしい事だと思います。
ブリーダー引退犬＝可哀想。
苦労して…子供を産まされて。
そんな言葉はうちの子達には
不釣り合いです。
そう自信を持って言える
ブリーダーである為に。
世界一子供達に対する
理解があるブリーダーとして、
みんなの素晴らしいママである為に。
Bunny＆Bear犬舎では、
日本で初めて、
ブリーダーのフォスター制度を
作り採用しています。
このページをご覧になられている方で、
もし、フォスター制度について
興味を持たれたり
やってみたいな！
と思った方がおられましたら、
是非犬舎にお電話下さい。
犬舎では、常時フォスターに
なって下さる方を募集しております。
